別府温泉 湯の花セキス配合 薬用入浴剤 商品説明 factsheet
すべての始まりは別府温泉と湯の花という貴重で魅力ある素材との出会いです。
ただ入浴剤を作るのではなく、「この豊かな恵みを誰もが使えるようにしよう」との思いから開発がスタートしました。
荒々しい強い酸性の湯の花をどうご家庭のお風呂に適合させるか、長い研究の末にたどり着いたのが本製品です。
本製品の特長はと問われるならば、自然の恵みがそのまま活かされた入浴剤ということです。
湯の花エキス配合
薬用入浴剤
fact sheet
湯の花エキス配合
薬用入浴剤
fact sheet
日本一の温泉都市、別府
日本一の温泉都市、別府
“おんせん県おおいた”の中でも「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」とうたわれる別府市は 源泉数(2,282孔※)、湧出量(87,232L/分※)ともに日本一。 しかも、泉質は「掲示用泉質」10分類のうち7種類の温泉が湧いています。
別府温泉は、通称“
温泉の楽しみ方もいろいろで、ただ浸かるだけでなく、打たせ湯があり、蒸し湯、砂湯、泥湯もあります。 “地獄蒸し”と呼ばれる温泉蒸気を利用した調理法まであり、別府では温泉が生活の一部になっています。
※温泉台帳(平成31年3月)より
“地獄”と呼ばれてきた大地の噴気
“地獄”と呼ばれてきた
大地の噴気
“噴気”とは、高温の水蒸気が自力で噴出するものです。
また、一般に噴気には二酸化炭素や硫化水素が含まれています。その現象は活発で、爆発的に湯や泥を吹き上げるものもあります。
そうした激しさ故に、別府温泉では“地獄”と呼ばれてきました。
別府温泉の象徴とも言える、高く立ち昇る湯けむりは噴気や沸騰泉の蒸気から生じるものです。
湯の花ができるまで
そのメカニズム
湯の花が
できるまで
そのメカニズム
至宝の青粘土
至宝の青粘土
別府の地に温泉が湧いたのは、今からおよそ5万年前と言われています。
湧き出した温泉の熱水や噴気が安山岩を変質させ、別府特有の“青粘土”を生み出しました。
明礬温泉付近に産出する青粘土には鉄、アルミニウムをはじめ多種多様なミネラルが含まれています。
主なものでは、二酸化ケイ素、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化鉄(Ⅱ)、酸化鉄(Ⅲ)、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化マンガン等々が含まれています。
この粘土が青く見えているのは、鉄と硫黄の化合物である黄鉄鉱の微粒子が多く含まれているためで、ミネラルが豊富に含まれている証とも言えます。
明礬温泉 湯の花生成のしくみ
明礬温泉
湯の花生成のしくみ
世界でも類をみない温泉地での巡り合わせが実現させた噴気(硫気ガス)と青粘土(ミネラル)の結合による湯の花の生成。
噴気は粘土の中を上昇するうちに冷えて液化し温水となります。 同時に、噴気に含まれる硫化水素は酸化して硫酸となります。
硫酸は青粘土に含まれる鉄やアルミニウムと化合して硫酸塩をつくります。 その結晶が表面に析出してできたものが温泉成分の結晶とも言える湯の花です。
この湯の花の最大の特徴は水に溶けやすいということです。
別府湯の花の化学組成表
別府湯の花の化学組成表
※成分中の微量成分は多種類のミネラルの混合体です。
ひとつひとつの分析は現状不可能ですが、その相互作用が助酵素の役割を果たし、大きな効果を生み出します。
先人の知恵と工夫が活かされた析出技法
先人の知恵と工夫が
活かされた析出技法
先人たちは、ワラ葺き小屋を用いることで雨露から湯の花を守り、湯の花を安定的に大量に析出する技法を生み出しました。
その技法と構造は江戸時代から数百年経た今でも全く変わっていません。
湯の花を栽培するために必要なのは、小屋内の温度と湿度を常に一定に保つこと。
このワラ葺き小屋は、湯の花のゆりかご“湯の花小屋”と呼ばれています。
湯の花小屋での湯の花製造技術は平成18年3月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
ワラと竹で作られた巧妙な化学工場
ワラと竹で作られた
巧妙な化学工場
小屋の中の熱気はまさにサウナ。1~2分も居れば全身汗まみれになります。
湯の花はこの中で夏は25日、冬は40日から60日の時間をかけてゆっくりと厚さ数センチになるまで成長します。
小屋作りは「床づくり」、「小屋作り」、「粘土入れ」「噴気の取り入れ」の工程からなります。
専門の職人6人の手で約2ヶ月間かかります。
そのように苦労して作った小屋も、噴気の作用で寿命は長くて3年。そのたびに葺き替えなければなりません。
天然湯の花から
薬用入浴剤ができるまで
天然湯の花から
薬用入浴剤が
できるまで
そのすべては天然のはからい 浸 漬 精 製 法
そのすべては
天然のはからい
浸 漬 精 製 法
湯の花は、まさに“温泉の結晶”とも称すべきもの。実にさまざまなミネラルを含んでいます。しかし同時に不純物や不溶解物も含まれています。
湯の花と最も理想的に適合する温泉水とを融合させることにより、不要なものを取り除き、湯の花は高純度品位に精製してエキス化します。
こうして湯の花成分を含む薬用入浴剤の核が生まれるのです。
豊潤ミネラル〝別府温泉精製湯の花エキス〟
豊潤ミネラル
別府温泉
精製湯の花エキス
湯の花エキスの中には、療養泉として認められる温泉基準値比で総鉄イオンは約1,000倍、溶存物質の総量は約200倍、水素イオンは約13倍含まれています。
日本一鉄イオンを多く含む塚原温泉(大分県)の含有量は456㎎/㎏ですが、湯の花エキスにはその約44倍もの鉄イオンを含みます。
溶存物質の総量が一番多い温泉は有馬温泉(兵庫県)、含有量は66,520㎎/㎏。しかしそのほとんどは塩化ナトリウム。湯の花エキスには多種多様なミネラルがその約3倍も含まれています。
湯の花エキス入り薬用入浴剤を構成する三大要素
湯の花エキス入り
薬用入浴剤を
構成する三大要素
湯の花エキス入り薬用入浴剤を構成する要素は極めてシンプルです。
酸性の別府温泉精製湯の花エキスと天然温泉中に含まれる火山性の酸性物質のホウ酸、それにトロナ鉱石から得られるアルカリ性物質で温泉成分中のヒドロ炭酸イオンをつくりだすセスキ炭酸ナトリウムという、たった3つのものです。
温泉を化学的に作ろうとすると、温泉成分を分析してナトリウムやマグネシウム、アルミニウム、カルシウム、カリウム等、いくつもの成分を足して作らなければなりません。
温泉の再現を目指したわけではなく、ただ湯の花をご家庭でお使いいただくことを目的に、湯の花の精製に取り組むことによって、これら温泉ミネラルが含まれることになりました。
※温泉の湯を再現したものではありません。別府温泉の湯の花を精製しご家庭でお使いいただけるものにしています。
基剤とは
基剤とは
一般的には医薬品や医薬部外品、化粧品の原料のうち、剤型(骨格)を決定づけるベース成分(基礎となる成分)のことをいいます。
別府湯の花をご家庭でお使いいただくために開発された入浴剤にとって、湯の花エキスは製品を構成するもととなる原料で必要不可欠な成分となります。
独自技術〝混和熟成仕上 げ〟
独自技術
〝混和熟成仕上 げ〟
全く正反対の酸性とアルカリ性の物質を混合させると、激しい勢いで炭酸ガスを放出しながら熱を発し互いに反応しあいます。こうした反応を制御し、温熱と冷却を交互に加えることで両者を一体化します。
20数時間をかけ安定的な状態へとコントロールします。この過程を「熟成」と呼んでいます。「撹拌、混合、温熱、冷却、熟成」という手間と暇をかけた工程を経て、じっくりと仕上げていきます。
逆円すい型ミキサーが6基設置された製造プラント。ミキサーの大きさは直径2.8メートル、高さ4.2メートル。製造量はミキサー1基につき約5トンです。
悩める17の症状に
薬用入浴剤【医薬部外品】
悩める17の症状に
薬用入浴剤【医薬部外品】
「※弊社医薬部外品入浴剤の主な効能」
Q&A
Q&A
Q.残り湯は洗濯に使えますか?
A.残り湯は洗濯にお使いいただけます。
ただし、衣類用柔軟仕上げ剤を使用する場合や、柔軟仕上げ剤で処理したものを洗濯する場合に、衣類に着色する可能性があります。
これを未然に防ぐために、一般に入浴剤を使用した残り湯を洗濯に利用するときは、洗剤を用いて洗った後、水道水でよくすすぎ、後に柔軟仕上げ剤を使用することをお勧めします。
万一色がついてしまった場合でも、洗剤液で洗濯すれば比較的簡単に洗い落とすことができます。それでも落ちない時には、漂白剤をご使用ください。
また、新品の衣類等にも柔軟仕上げ剤と似た成分が塗布されている場合がありますので、おろしたての衣類の洗濯はお避けください。
Q.風呂釜や浴そうは傷めませんか?
A.天然湯の花と聞くと、まず一番ご心配なさるのは、風呂釜や浴そうに及ぼす影響でしょう。
湯の花エキスには風呂釜や浴そうを傷めるかたちでのイオウは含まれておりません。
ただし、天然原料を使用しているため、浴そうに残り湯を長くためておくと、ごくまれに水質等の関係からざらついたり、温泉成分による着色が起きたりすることがあります。
また湯をおとした後、浴そうが乾きますと、温泉成分が付着し落ちにくくなる場合がありますのでお早めのお掃除をおすすめします。
万一浴そうが汚れてしまった場合は、温泉由来成分(鉄成分の酸化等による汚れ)が原因で起きる浴そう汚れと考えられます。その場合は酸性の浴そう洗剤または、専用の汚れ落とし洗剤(バスきらっと)でお掃除してください。
天然の大理石や木製の浴そうは、目地に温泉成分が浸透し表面の光沢を失ったり、変色を起こしたりすることがありますのでお避けください。
Q.赤ちゃんと一緒に入浴できますか?
生後3~4ヶ月頃からのご利用を推奨しております。
生後1年未満の乳幼児は、分泌物が旺盛で常に体をきれいにしておく必要があります。弊社の入浴剤はおだやかな弱アルカリ性で、特にあせもやおむつかぶれといった、しっしん性の症状に対してはぬるめのお湯に薄めに溶き、ガーゼ等でやさしく洗ってあげると効果的です*。
使い始めは体を慣らすためにも薄めからご使用ください。
また、弊社の入浴剤を使用すると滑りやすくなりますのでご注意ください。
赤ちゃんにもあつ湯好きとぬる湯好きがあるようです。湯船で両手を広げ、四肢を伸ばした形がその赤ちゃんに最も適した湯温と言われています。快適な入浴習慣に是非ご活用ください。
* 有効成分が温浴効果、お肌の洗浄効果を高めることによる
〒505-0074
岐阜県加茂郡坂祝町酒倉字芦渡2211-1
ヤングビーナス薬品工業株式会社
tel.0574-26-5554/fax.0574-26-5569